●がん治療で患者自身の心構えについてのアドバイスは・・・・?
★増田 先生
がんの三大療法(外科手術、抗がん剤、放射線)は、徹底的にがん細胞を殺すのが目的に行われます。
そのため個人差はありますが、白血球は減少し、免疫力は低下し、いろいろな副作用が出現しQOL(Quality of Life 生活の質)の低下を伴うことが多いのです。
がんと徹底的に戦うのではなく、食事や生活習慣を見直し、自己治癒力を高める方法を取り入れながらQOLを維持し、がんと共存してゆくのもひとつの考え方ではないでしょうか。
●手術や抗がん剤による治療と平行して、代替医療をすすめることは可能でしょうか?
★増田 先生
代替医療には、東洋医学やアロマセラピー、気功、サプリメントなどの西洋医学以外の多くの治療法があります。
これらの治療法のなかには理由はわかりませんが、免疫力や自己治癒力を高めるものもあります。
理由がわからないことを非科学的と決めつけず、事実は事実としてとらえ、西洋医学と併用してゆくことは大切であると思います。
●手術の後の抗がん剤治療について
★増田 先生 早期がんと進行がんでは根本的に異なります。
早期がんは外科手術を含め治療により100%近く治癒します。しかし転移のある進行がんでは完全治癒は困難です。
臨床的にがんと診断された時のがん細胞は10億〜10兆個あると言われていますが、抗がん剤でがん細胞を100分の1〜1000分の1やっつけられてもまだ1千万個近くのがん細胞は残るとみられます。結果的には抗がん剤だけではがんが消失するとは断言できないのです。
●ですから、食生活を含む生活面からの見直しも重要なのですね。
心も落ち込みがちになるのもなんとかしないといけませんよね。
★増田 先生
精神と免疫力が関係することが最近明らかになってきました。精神、つまりこころや考えの持ち方により免疫力が向上するのです。
がんと診断されて落ち込むのではなく、今までできなかったことに挑戦してみる、人生をおもいっきり楽しんでみる等、前向きに考えてください。
がんになったことで見えてくるものもたくさんあるはずです。
自分らしく生きてゆこうという考えを常に持っていてください。
アメリカの代替医療の第一人者であるアンドルー・ワイル博士は以下のように述べておられます。
患者がその治療法を信じること、医師がその治療法を信じること、
そして患者と医師が互いに信じあうことである。
この三つの要素が働けば真の治癒が起こりうる、と。
|