●末期がんの患者さんの相談が多いですね。
★前山 先生
最近は本人に告知されるケースが増えてきました。
「余命○ヶ月」という言葉にさいなまれておられることもあります。
余命という言葉に自分を見失わないようにして欲しいです。
「余命」というのは、その病気・病態に対しての平均的なものであり、患者一人一人を考慮したものではありません。
医者は、患者に「どんな状況でもあきらめない」ことを伝え、励ましていかくてはなりません。
●がん患者さんの相談に、たくさんの時間をかけていらっしゃいますね。
★前山 先生
医者として精神的な要素も十分に配慮しなければ、なりません。
「こころのもちかた・・・が病気に対しては良くも悪くも大きな力を発揮します。
精神状態が免疫に影響を与えることはすでに医学で証明済みです。
米国では、「精神免疫学」や「精神腫瘍学」が存在しており、まじめに研究されています。
病気を治す上で精神に関して大切なのは、精神を安定させ、病気を怖がらないで、必ず治るという信念をもつことです。
そのために、患者さんやそのご家族のお話を十分に聴きます。
その上で、とことん治療の内容を説明をします。
必ず治るという信念を育てるお手伝いをするのも医師の役割だと考えています。
「がんの治療は、こころから始まる」のです。
そうして、患者さんひとりひとりのニーズにあった治療を行うことを心掛けています。
最後の最後まであきらめない、全力を尽くすことが医師としての私の仕事と考えております。
前山和宏著 「患者も医者もあきらめない!!」
どんな手段を使っても病気を治す」
(代替医療から綜合医療へ) |